東北地方太平洋沖地震の被災者のご家族の方と電話で話をしました。
72歳のお母さんと、20歳の息子さん、それに従兄弟たち5人が
宮城県石巻市の鹿妻という場所に居たそうです。
そこには一度も、救援物資が届かなかったそうです。
家が津波に流されず2階に住めるスペースがあったので自宅避難をしていたそうですが
避難所に助けを求めにいっても、避難所に入っていないからといって冷たく追い返されたそうです。
1枚のクラッカーを半分に割って、沢から汲んできた水でふやかして食べるというのが一食だったそうです。飢え死にしそうだったそうです。
電話口で、その方は「母と息子ともう会えないかと思いました」と泣いていました。
その時に、東都クリエートと日本リユースシステムが救援物資を積み込んだトラックでやってきたそうです。
水やパンを提供してくれ「母は、神様かと思ったと言ってました」とのことでした。
なんでもいい。この活動を応援できることが何かあればと言って
この女性の方はリサイクル通信の取材に応じてくれました。
何度も、「何か協力できることがあれば言ってください。ありがとうございます。ありがとうございます」
とおっしゃってました。
国の力だけでは、物資が届かない所があるようです。
こうしたところを探し出し、小さな集落にも物資を直接届けに行く二社は本当に重要な役割を担っていると思いました。
ただ、この活動をしている2社にも限界が迫ってきているようです。
2社の拠出金と、2人の社長の私財を資金源にしているからです。
もしこの活動に価値があると思い、支援金を託したいという人がいれば
日本リユースシステムの山田社長まで連絡してあげてください。
連絡先は、03-6717-4363 です。
異業種からは、リクルートさんやベネフィットワンさんがいち早くこの活動を応援しています。
リユース業界の皆様も、それ以外の方もどうかお願いします。
詳しくは、リサイクル通信4月10日号に記事を書きますが
事態は時間との勝負です。せっかく助かったのに飢えで亡くなる人が実際に居ます。
ですので、先にブログに書かせてもらいました。
ちなみに、石巻市鹿妻は今もこうした状況だそうです。他にもこういう場所があると思います。
必要なのは水と食べ物。
次にふとんや衣類など体を温めるものだそうです。